乾癬とは

乾癬とは?
乾癬とは?

近年、世界各国でも増えつつある慢性の皮膚病です。
世界では全人口の約3%、1億2500万人(特に北欧では、全人口の7%以上。しかし、アフリカなど南半球の国では非常に少ない)、日本でも全人口の約0.1%、約10万人以上の患者さんがいるといわれています。

 全国の乾癬患者会マップ(日本乾癬患者連合会)

乾癬は、皮膚が赤くなって(紅斑「こうはん」)盛り上がり、表面に銀白色のフケのようなもの(鱗屑(りんせつ))ができて、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。
紅斑の形や大きさは様々で、症状が進むと数が増え、紅斑どうしがくっつき大きくなることもあります。

半数の方が痒みを感じますが、全身への影響はほとんどありません。
ただ、なかなか治りにくく、見た目も問題になります。
他人にうつる心配はありませんが、目に見える皮膚の病気ですから、悩みを持つ方が多くいます。
症状は、良くなったり悪化したりを繰り返すのが一般的です。
症状が良くなっている期間を長くすることが、大切な治療といわれています。

乾癬の原因は未だその全容が分かっていません。
遺伝的な体質が全体の2/3で、それに何かのきっかけが加わったときに、病気になったり、 病気が悪化すると考えられています。 また、後天的原因で発症する割合は全体の1/3といわれています。 

乾癬の種類

 『尋常性乾癬(psoriasis vulgaris)、関節症性乾癬(psoriatic arthritis)、
  膿疱性乾癬(pustular psoriasis)、乾癬性紅皮症(psoriatic erythrodermia)、
  滴状性乾癬(guttate psoriasis)』
     http://sweetmemory.sakura.ne.jp/kansen/psoriasis.html

乾癬に関するリーフレット

 『乾癬治療の歴史』(清水正之)、鳥居薬品㈱・帝國製薬㈱、2011.11

 『もっと知りたい・乾癬のこと(第6版)』(鳥居薬品)、2018,05
     http://www.torii.co.jp/health/oyakudati/pdf/oyakudati_8.pdf